プロフィール

11月22日、台湾島2日目、桃園市孫老師工坊にて。23日日本初雪。

■2018年11月23日(金)雨、17℃。桃園市内。

 寒い雨の朝。

 日本の、奥会津昭和村では、初雪になっている。→ファーマーズカフェ大芦家

 日本時間では午前7時40分、台湾島の現地時間では午前6時40分。島北西部の国際空港のある桃園市の市街の商人宿(商務飯店)の3階7号室で、これを記録している。
 インターネットは無線のワイファイ(wifi)、パスワードを入れて接続して使用。持参したエプソンのノートPC NA601E(2014年1月に購入)。


 昨夜は、今日の実演・体験会(ワークショップ)のための、シラベイトを黒い木綿糸で14往復して製作補助した。糸車(昭和村ではオツムギワク)を3台使用するが、その1台にしかシラベイトは装填されていないため。
 昨夕、1台を使用することができた。

 残り2台の「ツムTUMU」(回転軸の紡錘)は、1個2500円で2個、昭和村のからむし織りの里・織姫交流館から購入して持参してきた。下中津川のノブバンジョ(大工)が製作したもの。ノブバンジョは、夏のお不動様建築現場で足に怪我をして入院されている(上平の和孝さんから聞いた)。
 ほかにカラムシ引きのひき板とヒキゴ(金具)のセットも10組購入した。


■11月22日(木)雨。22℃。

 雨。すべての荷物を持ち、9時46分発の台湾島の北部にある台北車站(駅)から高速鉄道(新幹線)車次621の7号車9番D席で、30分ほどで桃園駅に10時8分着。指定席で1名160台湾ドル。乗車率は7割。

 タクシーで商人宿に向かった。タクシー乗り場の整理員の方に、荷物(スーツケース3、ほかに2)が多いので、ワゴンタイプのタクシーにしてもらう。馬藍さん、遠藤さん、洋子さん、私と4人。
 助手席にいた遠藤さんがタクシー代340台湾ドルを支払う。

 馬藍MAさんが現地の言葉(台湾・中国語)で、フロントで昼前だが、荷物を入れさせてくれるよう交渉する。ロビーは女性が1名、電気掃除機で掃除をしている。
 3階の7号室。約2000台湾ドルを現金(お札2枚)支払う。


■小雨のなか、傘はささずに、20分ほど市街を歩いて、孫老師の工坊へ。まだ帰宅しておらず、大通りに面した入り口で20分ほど待つ。


 午後1時から孫老師による講座の目的が話され(通訳されないので、何を話されたのかはわからない)、私の講義が2時間。参会されたリャオさん(男性、60歳くらい)が持参されたノートパソコン(エイサー)にUSBを差し込んで、PPT(パワーポイント)で講義をした。
 通訳は馬さん。18名。

 午後3時40分ころから、洋子さんのからむしの糸作り実演が行われた。明日に午前・午後と行われる。

 リャオさんには、講座修了後に、雨の中、自動車で宿まで送っていただいた。台北市に暮らしているらしいことが理解できた。また、自然観察会など特にタイヤル族の自然認識に知見を多くもっていることも、馬さんの通訳でわかった。
 助手席には、宿までの道案内のため馬さんが乗った。

   宿から出て近くの市民市場(マーケット)で果物を購入、その後、豆板醤の瓶詰めを買うというので24時間営業のストア(SM、スーパーマーケット)にも行く。
 水餃子のチェーン店があり、そこで4人で食事をした。これは洋子さんが700台湾ドルで支払った。

■講座に来られている人が数名、会場に残られたので、馬さんの通訳を介して、なぜ受講したのかを聞いた。
 残られた2名の女性は、島内の大学で織物を教えている講師・先生で、特に、『生活工芸双書 からむし(苧)』(農文協・2018年6月刊)をインターネットで購入し読んで、糸作りの技法について学びに来た、という。この講座は通訳の馬さんから知らされているようだった。
 また、日本語でかかれた本をどのように読んでいるのかを聞くと、インターネットの翻訳サイトで、数文字ずつ入力して、その意味を理解しようと努めている、ということだった(20歳代の女性)。

 糸作り実演は、携帯電話(スマートフォン)の動画で録画する人がほとんど。


■23日は、7時に朝食(1階)、8時30分にチェックアウトして宿から孫老師の工坊へ。孫老師が大型の自動車で迎えに来る、という。スーツケースがまだ重い。

 昨夜の夕食時に、今回の帰国後の会津学研究会の例会を、会津坂下のほんの森前のやはたコミセンで、12月8日可能であれば開催する、ということで話し合った。『暮らしと繊維植物』の発刊したことも報告する、ということで日程を調整する。


■22日の18時8分(台湾時間)に、宿に向かう車中で携帯電話に日本から着信があり、出て通話した。下郷町在住の木地屋研究家の金井晃さんからだった。20分ほど話したが、『暮らしと繊維植物』の献本を読んだ、ということで、そのなかの3つの一次資料の在処と資料の来歴の照会。




桃園市街

孫老師の遊玩工坊

リャオさんのPC


からむし引きの道具類(台湾島)
孫老師収集品

ブロン(布農)族のからむし。
水洗いしもみ、このような白さに。



リャオさん撮影(35ミリ一眼レフ、フラッシュ)
FBにも掲載されたもの。






粟あわのおかゆ