プロフィール

6月8日、リョウメンシダ

■2020年6月8日夜8時、南郷の月田禮次郎さんから電話があった。乙女百合(姫小百合)の出荷に忙しい時期で、用件は縄文時代のリョウメンシダを原料とした縄(なわ)について、である。昨年から禮次郎さんと、議論していて、縄文時代だけに使用された素材で、現在までの民俗素材には見られないので、リョウメンシダであることが分析でわかったのが数年前であった。

 昨年、この話をしてすぐに、禮次郎さんはリョウメンシダを採取し繊維をとりだしたが、堅くてたいへんだった、、、幼成熟等、収穫時期がある、、、のではないか?という話をしている。

 アカソの利用も、花が咲く前の6月中に採取する場合と、晩秋に茎が堅くなってから採取する民俗事例(新潟県津南町等でのアンギン素材の研究)があり、素材はひとつでも採取時期、利用部位等での違いが予見されている。

 ミツバオウレンとセリバオウレンについても聞くと、「セリバオウレン」が正しいとする。

  播種した乙女百合の休眠について、菅家文左衛門さん(もと県職員)の見立てについての考察もうかがった。 --
■6月7日の夜に、宮城県の立花繁信さんが91歳で亡くなられた。日本イヌワシ研究会の副会長も務められ、当地の博士山イヌワシ保護問題の時も来山されている。8日午後9時台のメーリングリストで山形の高橋さんから。感染症拡大の時期のため、他県からの弔問は控えていただきたい、とのこと。石巻市の葬儀社にて9日通夜、10日告別式。


6月8日(月)納品控え












焼かないカラムシ