プロフィール

12/20(木)韓国のからむし(苧麻)

■2018年12月20日(木)




 佐倉のからむし工芸博物館に、12月12日に借用した図書1冊を19日に返却した(『韓国と日本の人類無形遺産 カラムシ織り』(2017)2018年7月23日にキム・ボヨン(boeyeun kim金寶蓮)さんが寄贈したもの)。


 → 2017年8月2日に、韓国で、「東アジアのカラムシ歴史と伝承の現況」という国際会議が開催されている。

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新潟県南魚沼市では昨年、2017年7月に以下のような記者発表を行っている。

 → 日時:平成29年7月27日(木曜日)11時00分~
   場所:南魚沼市役所 本庁舎 応接室


韓国 国立無形遺産院 2017年海外人類無形遺産招聘(しょうへい)展示『韓国と日本の人類無形遺産「カラムシ織り」』開催について

「小千谷縮・越後上布」は苧麻を原料とした麻織物で、高級夏着物としてよく知られ、その製法は古くからの技術を今に伝えていることから、国指定重要無形文化財・ユネスコ無形文化遺産となっており、国内外で認められています。

このたび、韓国 国立無形遺産院において、『韓国と日本の人類無形遺産「カラムシ織り」』と題し、ユネスコ無形文化遺産に登録されている韓国と日本それぞれの麻織物製作技術の特別展が開催されます。海外の博物館において、このように「小千谷縮・越後上布」について展示するのは初めてのこととなります。

南魚沼市からは、鈴木牧之記念館で展示している越後上布の一連の工程の製作道具や仮仕立ての着物、反物などを、塩沢織物工業協同組合からは越後上布の製品など貸出すほか、市指定文化財の奉納越後上布織など約26点を貸し出し、展示します。その他に越後上布・小千谷縮布技術保存会 絣技術および織り技術の実演、韓国・日本・中国の麻織物技術についての国際会議なども開催されます。

展示期間
8月2日(水曜日)~9月24日(日曜日)

展示場所
大韓民国 国立無形遺産院 企画展示室

対象国と展示内容

韓国
韓山(カンザン)地域のカラムシ(苧)織り(2011年登録)

韓山カラムシ組合、韓山カラムシ館

日本
小千谷縮・越後上布 日本新潟県のカラムシ製織技術(2009年登録)


越後上布・小千谷縮布技術保存協会、塩沢織物工業協同組合、南魚沼市教育委員会、小千谷市教育委員会


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日本からは南魚沼市教育委員会の学芸員の新田実穂さんが、「国指定重要無形文化財「小千谷縮・越後上布」伝承者養成事業と南魚沼市の取り組み」として報告している。