南会津町糸沢の奥会津博物館で、「藍染作品展 藍に魅せられて・Ⅱ」が2019年1月27日まで開催されている。木曜と12月28日~1月4日休館。
学芸員の説明で、1800年(寛政12年)の常磐屋・芳賀家(田島永田今生)の展示されている大福帳等の解説をうかがった。
近世江戸時代に、会津田島でタデアイが栽培され流通していたことを示したのは今回がはじめてではないだろうか?
資料は1856年まであるが今回は1800年の大福帳の分析が行われた。
藍は、「あい」「葉あい」「あい玉」と記載され、6貫目から24貫目で、70貫目ほど購入している(1貫目3.75kg)。葉あい14貫目、あい玉46個。
また藍建てのための木灰は、「山灰」と記載されすべて栗生沢(南会津町旧田島)から仕入れている。太吉・半助・平次郎・伊兵衛である。2~8斗で、価格は1~2貫文。
■調査員の渡部康人氏からは奥会津の峠道について協力(聞き取り)。
大福帳
地藍仕入
タデアイの乾燥した葉
企画展入り口で配布されている資料