■2025年2月10日(月)
・通院日。
・2月9日、オランダから苗が5種類届いた。凍らないよう春まで管理する。
■ → PDF 紀要 機関誌『資源環境と人類』第14号(2024年3月:明治大学黒耀石研究センター発行)
金子悠人・奈良部大樹・佐々木由香
東大橋原遺跡における縄紋時代中期土器底部の敷物圧痕からみた土器の製作工程
能城修一・佐々木由香・吉川昌伸・越前慎子・町田賢一
富山県南太閤山Ⅰ遺跡周辺における縄文時代前期前葉の植物資源利用と管理
国武貞克・須藤隆司・中村由克
八風山西南麓における旧石器時代遺跡の立地傾向の予察
須藤隆司
男女倉ナイフ形石器の形態製作システム
■2月8日にアメリカで大統領と会談した際の報道が続いている。そのなかで、民俗学の宮本常一の名著『忘れられた日本人』(1960年)を思い出した。高度成長期の日本社会で、その主体とは思われない「年よりたち」の話を聞いて編集した書物。
北アメリカのラストベルト出身のヴァンス副大統領ら政権幹部も、日本の首相の地方の再起、「忘れられた人々(forgotten people)」の言及に驚いたという。
私は、世界各地での、主体性を失ったと見なされる地方(地域)のことや、遅れた産業とされる農林業について、歴史的な文脈から注意をしている。情報産業成金らの銭(ぜに)を吸い上げる第2期の北米政権。
→「ほぼ満点だった」日米首脳会談は成功?自民・佐藤正久議員×橋下徹が“成果と課題”を議論【日曜報道】
■日経2月10日 → 石破首相インタビュー詳報 日米首脳会談「共感あった」
「信頼関係は一朝一夕にはできない。第一印象は大事であり、お互い良い形にしたいと思っていた。トランプ氏が言っていた『メーク・アメリカ・グレート・アゲイン』はラストベルト(さびた工業地帯)に代表されるように取り残されたとの思いを持つ人たちにトランプ氏の訴えが響いたのではないか」
「私が(重要政策として)地方創生と言っているのは、一極集中で豊かな人はすごく豊かだが、地方を中心に疎外感を持っている人が大勢いるのではないかということだ。そこに共通するところがあるのではないかということに深くうなずいておられた」
「トランプさんは強権的、威圧的なイメージがあるが、実は違うのではないか。そこに共感があった気がした」
■過去の話 → 石破“LOW”政権に「忘れられた人々」、その琴線に触れる国民民主党「手取り増」
執筆者:滝田洋一 2024年10月22日 新潮社フォーサイト
世論調査は石破茂政権が「地方(Local)」「高齢者(Old)」「女性(Women)」の支持頼みだと示している。一方で石破“LOW”政権にNOを唱える都市部、若年層、男性――それは実質可処分所得が8年前を下回る今の日本で、まさに「忘れられた人々」の肖像だ。ドンと増した税と社会保険料に苦しむ彼らにとって、石破政権が掲げる「地方創生」「農業振興」は犠牲になれとのメッセージに他ならない。「手取り増」を前面に打ち出す国民民主党が支持を伸ばす背景には、石破首相の志向する「保守リベラル」のあり方と若年層・現役世代の意識の間の、決定的なずれがあるはずだ。
今回の米大統領選挙でもカギを握るのは「忘れられた人々(forgotten people)」だろう。9月のテレビ討論でいったんは失速したとみられていた、共和党のドナルド・トランプ候補が10月に入って急速に息を吹き返している。
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■宮地さんより9日、
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