■2025年1月23日(木)晴れ 曇り
・午前2時49分、檜枝岐村で震度5弱、8時9分に同震度4、夕方2,、、と地震が続いている。昭和村等は震度2。
そのため今日の檜枝岐村調査は中止となった。
・会津田島の土っ子田島ファームに湯田浩仁さん、江美さんを訪ね28日の勉強会の打ち合わせをした。愛知県・神奈川県・サカタ2名の皆さんは日帰り参加となった。12時38分会津田島駅着で5名。朝食は車中で食べていただく(浅草駅で弁当等を購入)。
勉強会は13時30分から16時。その後、17時すぎまで土っ子田島ファーム見学し田島駅へ。
1748田島発リバティ154号に乗車し浅草2105着。
一方、夕食会参加者は17時30分から、はだかや、で。
・昭和村大芦のファーマーズカフェ大芦家にて、署名を受領する。須田さんにDVDを返却する。須田さんから以下の資料pdfを拝受する。
・父・清一、除雪機のベルト交換。
■『尾瀬と檜枝岐』で尾瀬の長蔵小屋二代目の平野長英さんが苧紡車について語っている。からむし。
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宮地さんより
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1月23日未明、福島県会津で震度5弱の揺れを観測する地震がありました。今回の震源周辺では21日から地震活動が活発になっていて、気象庁は、揺れの強かった地域では今後1週間程度は同じ規模の揺れが起きるおそれがあるため、落石や崖崩れ、それに雪崩などに注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、23日午前2時49分ごろ、福島県会津を震源とする地震があり、震度5弱の揺れを福島県檜枝岐村で観測しました。
そのほか震度3の揺れを
▽福島県の只見町、南会津町
▽栃木県の宇都宮市、日光市、那須塩原市
▽群馬県の前橋市、沼田市、渋川市、片品村
▽新潟県の南魚沼市で観測しました。
震度2と1の揺れを関東甲信越と東北、石川県の広い範囲で観測しました。
津波はありませんでした。
福島県会津を震源とする今回の地震について、気象庁は観測データを詳しく解析した結果、地震の規模を示すマグニチュードを5.0から5.2に、震源の深さを10キロから4キロにそれぞれ更新しました。
震源域周辺 21日朝から地震活動が活発に
今回の地震が発生したあと、午前5時までに震度1以上の揺れを観測した地震があわせて15回発生していて、このうち檜枝岐村では震度3の揺れを4回観測しました。
気象庁によりますと、今回の震源域周辺では、21日の朝から地震活動が活発となっていて、21日と22日の2日間で震度1以上の揺れを観測する地震があわせて13回発生していました。
今回の活動域の周辺はこれまでも比較的地震活動が活発な領域で、4年前の2021年7月にも今回の震源の北西に当たる地域で体に感じる地震が相次いだということです。
今後1週間程度は同規模の揺れが起きるおそれ
今後1週間程度は、同じ規模の揺れが起きるおそれがあるとしています。
気象庁は、揺れの強かった地域では、落石や崖崩れなどが起こりやすくなっている可能性があるほか、雪崩や屋根からの落雪に注意するよう呼びかけています。
豪雪地帯 屋根からの落雪にも注意を
檜枝岐村は福島県の西南の端に位置し、栃木県や群馬県、新潟県に接しているほか、東北最高峰の燧ヶ岳や会津駒ヶ岳など2000メートル級の山々に囲まれた地域です。
村によりますと、面積のおよそ98%を山林が占めていて、先月末時点で村の人口は484人だということです。
豪雪地帯としても知られ、23日午前4時時点の積雪は1メートル26センチとなっていて、福島地方気象台が雪崩や屋根からの落雪に注意するよう呼びかけています。
檜枝岐村役場 被害や今後の調査方針など確認
檜枝岐村の役場では、村内で確認された被害や今後の調査の方針などを確認しました。
檜枝岐村役場では23日午前8時に平野信之村長と幹部の職員などが村長室に集まり、担当者が被害などについて報告しました。
これまでに確認されている被害として、檜枝岐小学校の校舎内のスピーカーが落下したほか、村の社会福祉センターで天井にある換気扇のカバーが外れているのが確認されたということです。
一方、村内の道路や水道などに被害はなく、けが人も確認されていません。
檜枝岐村では今回の地震の震源域で21日の朝から震度1以上の揺れを観測する地震が続いています。
平野村長は「このあとも地震が起きるおそれがあり、いつでも避難所を開設できるよう暖房器具の燃料を早めに給油するなど準備を進めてほしい」と指示していました。
檜枝岐小学校でスピーカー落下
村立の檜枝岐小学校と檜枝岐中学校では、児童・生徒の登校前に教頭が施設の点検を行ったところ、小学校の校舎内の天井からスピーカー1基が落下していたということです。
建物への被害は確認されていないということで、23日はふだん通り授業を行っています。
檜枝岐小学校の林靖一郎教頭は、「今の段階では学校行事も通常どおり行う予定ですが、地震が頻発しているので村の教育委員会と相談しながら対応していきます」と話していました。
檜枝岐村の社会福祉センター 被害確認進める
高齢者の介護サービスを行っている檜枝岐村の社会福祉センターでは、浴室の脱衣所で天井にある点検口のカバーが外れ、換気扇がずれました。
また、トイレのドアの枠の一部が外れたということです。
センターによりますと、地震が起きた当時は職員1人と地元の高齢者4人がいましたが、いずれもけがはなかったとしています。
センターでは23日も介護サービスをふだんどおり行っていて、管轄する檜枝岐村住民課の平野勝課長は「利用者の安全のため引き続きほかに被害が出ていないか確認を進めます」と話していました。
檜枝岐村の旅館や民宿 商店では
檜枝岐村で旅館を営む男性によりますと「がたがたという音がして目が覚め、横揺れが30秒ほど続いた。最初の地震のあとも、何度か小さな揺れを感じている。きょうは宿泊客はなく、旅館で働く家族にもけがはなかった。館内で壊れたものもない。地震の影響で風呂のボイラーが自動停止し、点検している。まだ暗いので、朝になったら周辺に被害がないか確認したい」と話していました。
檜枝岐村にある日用品などを扱う商店の80代の店主の女性は「地震が起きたとき、2階で寝ていて突然『ドドン』と雷のような音とともに、底から突き上げるような大きな揺れを感じました。1階には店舗がありますが、商品が棚から落ちることはありませんでした。最近地震が多いので不安です」と話していました。
檜枝岐村にある民宿を営む60代の男性によりますと「寝室で横になっていたところ、大きな揺れを感じ、5秒ほど横揺れがありました。玄関のげた箱に置いていた写真立てや花瓶が落ちたくらいで、被害はありませんでした。このあたりでは2日前から揺れていて、震度5弱の揺れのあとも何度か地響きの音とともに揺れています。檜枝岐村は豪雪地帯で、いまも1メートル50センチくらい雪が積もっているので、雪崩が起きないか不安です。今は宿泊客がいませんが、いつまた大きい地震が起きるかわからないので、このあと宿泊予定のお客さんはお断りすることも考えて、相談しようかと思います」と話していました。
檜枝岐村の人「2次災害も不安」
檜枝岐村で震度5弱の揺れを観測した地震について、地元の人たちからは不安の声が聞かれました。
朝のゴミ出しに来ていた60代の女性は「家には被害はありませんでしたが、地震があってから眠れませんでした」と話していました。
40代の女性は「地鳴りのような大きな音がしたので、地震が来るなと感じました。底から突き上げるような感じがありましたが、家の物が倒れるなどの被害はありませんでした。先月まとまった雪が降ったので、屋根からの落雪などの2次災害も不安です」と話していました。
福島県で震度5弱観測は去年3月以来
福島県で震度5弱の揺れを観測したのは、去年3月15日に起きた福島県沖を震源とするマグニチュード5.8の地震以来です。このときは、福島県の川俣町と楢葉町で震度5弱の揺れを観測しています。
専門家「けさが最大だと思わず十分注意を」
福島県会津を震源とする地震が相次いでいることについて専門家は、今回のように群発的に地震が起きている場合、一回り規模の大きな地震があとで起きる場合もあるとして「今後も揺れには十分注意してほしい」と呼びかけています。
福島県会津では21日から地震活動が活発になり、23日未明にはマグニチュード5.2の地震が起きて福島県檜枝岐村で震度5弱の揺れを観測しました。
地震や地殻変動のメカニズムに詳しい京都大学防災研究所の西村卓也教授は、未明の地震などは、陸側のプレートの内部で起きていると分析しています。
この周辺には活断層の存在は知られていませんが、西村教授は、「今起こっている地震は最大でもマグニチュード5クラスで、このぐらいの規模であれば活断層がなくても起こりうる」と話しています。
また、地震が群発的に起きる際はそれまでより一回り規模の大きな地震があとから起きる場合があるとして「けさの地震が最大だと思わず今後も揺れには十分注意してほしい」と指摘しています。
活動の背景については今後も調査や分析が必要だとした上で、震源の周辺には燧ヶ岳といった活火山があることから地下には流体が多く、流体の移動に伴って地震が多発した可能性もあるとしています。
別の専門家“震源浅く 揺れが大きくなっているか”
福島県の会津で地震が相次いでいることについて、専門家は震源が浅いためエネルギーが真上に集中し揺れが比較的大きくなっているとして今後も大きな揺れに注意するよう呼びかけています。
地震のメカニズムに詳しい東北大学の遠田晋次教授によりますと、東北などの内陸には太平洋側のプレートが沈み込んでいる影響で圧縮する力が加わっていて、福島県会津を震源とする一連の地震は内陸のプレート内部で起きているということです。
いずれも震源が浅く、23日未明に最大震度5弱の揺れを観測した地震は、深さが4キロでした。
このため、エネルギーが真上に集中しマグニチュード5.2という地震の規模のわりに揺れが比較的大きくなったと指摘しています。
震源の浅い地震は火山が近くにある場合に起きやすいということで、震源の西側にある活火山の燧ヶ岳が影響している可能性もあるとしています。
今後の地震活動については当面続くのではないかとしたうえで、地震が多発している地域は雪が積もっているため、「大きく揺れた場合に雪崩や屋根からの落雪、ストーブの転倒による火災などにも注意が必要だ」と呼びかけています。
東北 上越 北陸の各新幹線 在来線 平常どおり運行
JR東日本によりますと、東北・上越・北陸の各新幹線の運行について、今回の地震による影響はなく、始発から平常どおり運行するということです。
また、東北エリアの在来線も地震による影響はなく、平常どおり運行するということです。
高速道路 福島県内 異常なし
警察と東日本高速道路によりますと、福島県内を走る、東北自動車道、常磐自動車道、それに磐越自動車道に異常はないということです。
政府 情報連絡室を設置
福島県で震度5弱の揺れを観測した地震を受けて、政府は午前2時51分に総理大臣官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置し、被害の確認などにあたっています。