プロフィール

2026年3月14日土曜日

03/10-03/13 松島義幸さん(MPSj)の日持ち記録

 (1)令和7年度ジャパンフラワー強化プロジェクト事業検討会

2026.03.10 Tuesday

 14時からビジョンセンター市ヶ谷で令和7年度ジャパンフラワー強化プロジェクト推進事業の物流効率化・低温貯蔵部会の合同検討会。21名が参加。報告項目は下記の通り。今日は限られた時間でのポイントの報告だが、冊子、HPで全体は報告公開する。


 ①APIベースのクラウドサービスによるデータ連携の実証

   原田善弘氏(大谷商会:ZOOM参加)、本田繁氏(MPSジャパン)


 ②講演 切り花の収穫後生理と品質管理の基本 

   土井元章氏(京都大学名誉教授)


 ③JAうごにおける予冷出荷の取組み

   佐藤重信氏(JAうご営農販売課)


 ④切り花の低温貯蔵実証事業結果の要点

   本田繁氏(MPSジャパン)


 ⑤花首起き上がり防止のための試験について

   山田宗弘氏(JAうご営農販売課)


 ⑥消費動向調査について 松島(MPSジャパン)


 ⑦物流関連の実証のご報告 本田繁氏(MPSジャパン)


   ~全国花き物流協議会設立の取組み、アンケート結果、パレット試験 


 17時終了。17時過ぎから西安料理XI'AN市ヶ谷店で情報交換会。13名が参加。情報交換会には、小川先生(JFMA会長、法政大学名誉教授)も参加。小川先生のShall we flower?の乾杯に始まって、土井先生の一本締めで19時半終了。 

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(2)フラワー需給マッチング協議会事業報告会

2026.03.11 Wednesday

 昼間少し陽が射すが終日曇り。寒い1日。今日は東日本大震災から15年。TVのニュースで津波の映像を見せられる。14時46分の地震発生から東京でも嵐のような1日だった。グーグルマップで宮城や岩手がどうなっているだろうと必死になって検索したのを思いだす。

 14時から令和7年度フラワー需給マッチング協議会(FMA)の報告会を大田花き会議室でのリアル参加とオンライン(Teams)参加で開催。私は、本田さん(MPSジャパン)と共にオンラインで参加。名簿によると、リアル参加34名、オンライン参加33名。


 磯村FMA会長の開会挨拶に続き、山本大介氏(日本総合研究所リサーチコンサルティング部門)の「2025年、2026年の社会動向」のテーマで講演。事業報告のテーマは下記の通り。事業④は、本田さんから説明。私は15時45分に退席する。


 事業①「情報DX化事業について」


 事業②「気象情報と生産情報からの生産予想事業について」


 事業③「新規開発パレットによる物流効率化について」


 事業④「切り花の長期低温輸送・貯蔵技術の検証」

     「APIベースのクラウドサービスによるデータ連携の実証」

     「リレー輸送・共同配送推進のための検討」


 事業⑤「令和の花飾り実態調査事業」


 事業⑦「伝統花材生産に関する事業」

      「横箱流通に関する品質保持技術事業」


 質疑応答、令和8年度事業について説明


 16時から第10回JFMA理事会をオンライン(ZOOM)で開催。小川会長、深川理事は事務所から参加。第13期JFMAフラワービジネス講座のカリキュラムを発表。新年度を迎えるに当たって、講座をもっと知ってもらうために内容のサマリーを説明するようなことをやったらとの意見。会員にそこだけ無料で参加させることも検討。また、4月に事務所移転をすることを発表。日比谷花壇本社3階の会議室に移転する。次回の理事会は、4月8日(水)、イブニングセミナーも開催。市ヶ谷での開催の最後となる。17時過ぎ終了。


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(3)低温貯蔵技術について JAうごセミナー開催

2026.03.12 Thursday

 羽田空港発10時35分のJALで秋田空港に向かう。11時45分秋田空港に到着。秋田行と言うことで寒さ対策に万全で臨んだが、秋田も快晴で雪景色でもなく寒くなかった。同行は、土井先生(京都大学名誉教)、樋口社長(国産花き生産流通強化推進協議会会長、東日本板橋花き社長)、水野さん(東日本板橋花き)、佐々木さん(クリザールジャパン取締役)、本田さん(MPSジャパン)。レンタカーで湯沢グランドホテルに向かう。


 14時少し遅れて「低温貯蔵技術の実装による日持ち向上と安定出荷モデルの合同勉強会」を開催。JAうご、JAこまち花き部会。秋田県農林水産部、秋田県農業試験場など27人が参加。


 1.JAうごの取組紹介 佐藤重信氏(JAうご 営農販売課) 


 2.切り花の収穫後整理と品質管理の基本 土井元章氏(京都大学名誉教授)


 3.世界標準のコールドチェーンへの挑戦 

    佐々木尚義氏(クリザールジャパン取締役)


 4.協議会の最新の取り組み状況について 本田繁氏(MPSジャパン)


  本セミナーは、国産花き生産流通強化推進協議会の主催。JAうごの取組。低温貯蔵予冷出荷の取組は、今後の日本の生産を変える取り組みだと思う。元々は、主力品目ストックの品質低下、前処理実施、縦箱への変更でコストアップ、単価下落で、「40年間続けてきたストックの生産をやめよう」の危機から改善施策が始まった。そこから収穫方法、管理を品質保持の観点から徹底的に検証。採花から出荷までの品質管理方法を確立。低温貯蔵によって予冷保管別の日持ち試験によって、出荷時期を調整できることを確立。これによって2日、3日目前出荷を確立。予冷出荷によって、作業の平準化、物流問題を解決している。欧州では、低温貯蔵によって、出荷時期の調整を行っている。JAうごの取組は、品質管理、出荷時期調整、作業の平準化、物流問題への対応の課題解決の方向を示している。JAうごの取組をマニュアル化して広げていけたらと考えている。


 土井先生のご講演は、日持ち性向上対策の基本をお話頂いて、前処理、低温管理、衛生管理など改めてなぜ必要なのか分かり易く解説。今日のような生産に携わる皆さんに改めて貴重な講演だ。今後いろいろな場でお話頂く機会を作っていきたいと思う。


 クリザール佐々木さんからは、世界の低温保管、長期低温輸送の実際を披露頂き勉強になった。JAうごの低温保管、前処理への取組をされてきた経緯を説明。


 本田さんからは、日持ち性向上対策の経過と日持ち性向上対策認証(リレーフレッシュネス)のポイントを説明。全国花き物流協議会設立の意図、今後を説明。Q&Aを経て、予定時間を大幅にオーバーして17時20分終了。同じ会場で、交流会を開催。講師の皆さんを囲んで熱い交流会となった。 


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(4)JAうご 集荷場、圃場視察

2026.03.13 Friday

 湯沢グランドホテルを8時15分にレンターカーで出て、JAうご集荷場に向かう。8時40分集荷場に到着。JAうごの集荷場における荷受現場、低温貯蔵庫を視察した。低温貯蔵庫は2017年に予冷庫として整備され、予冷庫面積36坪、敷地面積155坪で設定温度1℃~1.5℃で使用されている。超音波式加湿器、エチレン除去装置を備えている。建設費は1億6千2百万円。

 見ていると生産者さんの車が次々と到着して乾式横箱、湿式縦箱がコンベア上に載せられる。JAうごの各生産者はグループラインで繋がっている。出荷伝票の内容がラインに掲載され、集荷場で一覧表(品目、長さ、入数、市場別)にまとめられる。入荷するとコンベアに載せられ、検品されて行先の市場名が張られる。検品されて、市場別に台車に載せられて、低温貯蔵庫に入庫となる。2日前出荷、3日前集荷と低温保管される。コントロール盤を見ると、温度1.5℃、湿度69%となっていた。

 JAうごは、部会員は21名、トルコギキョウ、ストック、キンギョソウ、ラナンキュラス、カンパニュラ、SPギクなど14品目を生産して、販売額は1億円規模で周年生産・出荷している。


 9時半過ぎ、集荷場を後にして、圃場(2軒)に向かう。10時到着。ラナンキュラス、カンパニュラ、マム、スターチス、フリージア・・・を生産。トルコギキョウと連作にならないよう、秋田県独特の葉野菜「ふくたち」を生産している。「ふくたち」の圃場では、珍しいので、その場で切ってくれて食べたらシャキ、シャキしていて甘みも感じられ美味しかった。集荷場に低温貯蔵庫が入って良かったのは、採花した花を水揚げしてすぐ集荷場に持っていけるようになったことで、生産者さんの選花場に花を大量に置かなくてよくなって、作業効率も上がったので人員も削減できたそう。


 12時、道の駅うご「端縫いの郷」に行きお昼を食べる。JAうごの佐藤さんや羽後出身の佐々木さんのお勧めで、名物「ひやがけそば」を食べる。冷たい汁をかけた蕎麦で、腰があり美味しかった。昨日の昼は、佐々木さんのお勧めで長寿軒のラーメンを食べた。一種類しかメニューにないのだが、出汁が効いて、麵も腰がありこれも美味しかった。


 14時秋田国際ダリア園にお邪魔する。鷲沢会長がわざわざ挨拶にいらしてくれて恐縮。鷲沢社長から最近の育種の動向など説明頂く。耐暑性に力を入れているよう。この時期は、ダリア園に全くダリアがない。開園するのは9月から1月初めまで。


  15時ダリア園を後にする。秋田空港発16時45分のJAL便は45分遅れで17時半に変更。一同、JALのラウンジで2時間余を過ごす。19時前羽田空港着。20時過ぎ帰宅。


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■2026年3月7日、首都東京にて生花店。提供。