■2026年2月26日(木)
・午前、父・清一の通院(昭和村診療所)
・父清一の眼科受診は3月3日(火)の午後1時。
■ 戸田芳実(芳實)さん
・『戸田芳實の道 追悼思藻』(1992年)が2月25日に届いた。1991年8月に62歳で逝去され、その追悼文集である。日本中世史研究者。
・『増補改訂新版 日本中世史入門 論文を書こう』(勉誠出版、2021年)
1970年生まれ、早稲田大学教授の髙木徳郎「生活の舞台としての村落をどうとらえるか」(352ページから)に、戸田芳實について以下の言及があり、それではじめて知った。
戸田は、律令社会内部に潜在する山野の貴族的領有に対する在地住民の対抗的行動が、農民的・集団的山野占取として顕在化すると、これを指導する古老らのもと、中世的な第一次村落共同体が形成されるとして、中世村落の成立を、山野領有に対する民衆の主体的行動=民衆運動の中に見出すことに成功した(戸田「山野の貴族的領有と中世初期の村落」『日本領主制成立史の研究』岩波書店、1967年。初出は1961年)。
戸田は、古島敏雄の農業史・農業技術論の影響を早くから受けた「片荒らし」論などを展開しつつ(戸田「中世初期農業の一特質」『前述』初出は1959年)、水田耕作に限定されない農業経営・村落生活の実態に立脚した独自の中世村落論を確立する一方、熊野参詣道(熊野古道)および荘園の年貢輸送経路の実地踏査や王朝都市論をふまえた都鄙間関係論などに幅広く目配りした中世社会論を展開した(戸田「王朝都市と荘園体制」『初期中世社会史の研究』東京大学出版会、1991。初出は1976年、同『歴史と古道』人文書院、1992年)。とりわけ、上記の山野論などは、日本中世史研究において初めて、民衆運動の歴史を人間と自然との関係において把握したという意味で、後述する環境史研究の淵源とも位置づけうる画期的な意味をもっている。その提起はいまなお新鮮で、こののちの中世村落史研究のみならず、中世史研究全体に大きな影響を与えたのである。
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戸田「中世初期農業の一特質」(『日本領主制成立史の研究』岩波書店、1967年。初出は1959年)178ページから
「かたあらし」の性格
この時代(中世)の荒地は三つに大別することができる。すなわち、完全な未開地である「荒野」、長期間または半永久的な荒廃地である「常荒」・「河成」、そして短期間の不耕地である「年荒」である。これらは文書の上でも区別して記載されているが、それが当時荒地にたいして人力の及んだ程度による区別であることはいうまでもない。荒野・常荒とは区別される独特な性格の荒地である「年荒」は、不安定耕地と直接に結びつくものであると思われる。
「かたあらし、田畠の年交に荒るるをいふ」
田畠を問わず、「年交」=隔年に休耕させる農地。
「かたあらし」はおそらく「片荒し」で、計画的に耕作と休耕を循環させる半耕地=半荒地である。
「年荒」がすべて「かたあらし」かどうかは問題であるとしても、「年交に荒るる」といわれる「かたあらし」が「年荒」であるということは疑いないと思う。
(略)182ページから
「かたあらし」についてもうひとつ補足しておきたいことがあるとして、
「新選六帖」の「山かつのそともの小田のかたあらし、古年のつくりは しめもおろさず」という歌は、「かたあらし」には「しめ」(禁制の標)をおろさないという農業慣行のあったことを示している。
それが事実とすれば、中世初期の村落の性格を考えるのに重要な意味をもつと思う。すなわちそれは、耕作している土地には「しめ」をおろし、耕作者の私的占有権を明示するが、耕作されなかった土地には「しめ」をおろさず、他の農民の用益のために開放するということではなかろうか。『今昔物語集』の一説話に「法蓮聖ノ田ハ作ル事モ无(な)ク、心ノ如ク入ルル人モ无クシテ荒レテ草多カリ。然レバ馬牛心ニ任セテ、田ノ中ニ入テ食ミ遊ブ」とあるのは、一時的不耕地が自動的に牛馬放牧のための開放地=共同用益地になるという当時の農村の共同体的慣行を想定させる。
農業史の立場から見た中世初期村落の具体的研究は、今のところ皆無にひとしく、今後の研究を必要とするので、これ以上のことは言えない。ここではただ、耕作中は「しめ」によって私的占有を保障し、不耕地は「しめ」をはずして放牧などの共同用益地にするというようなかたちで、村落の共同体的規制がはたらいているように思われること、それ故、当時耕地とならんで広範に存在した年荒地が、その段階における村落共同体の物質的基礎のひとつではないかということを付言しておくにとどめる。
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