■2024年11月22日(金)
■シャリンバイ・ベリーという黒色の実の切り枝商品をはじめてみた。2024年11月22日の朝、荷受会社の東日本板橋花きが入場する高島平の都中央卸売市場花き部3階の仲卸通りで、年2回(2月、11月)に開催されているフェアでのこと。
すずき商事前に、愛知県豊橋の農協部会の皆さんが出展されていた。
大田花きに4年、その後、四国のご実家 香川県木田郡三木町田中877に戻られ就農されている F.U.KAGAWA(Flowering Union KAGAWA 栽培面積4.2ヘクタール) の石原旭さんが11月の板橋仲卸のフェアに出展されますよと、教えてくれたのは水野澄人さん(東日本板橋花き)だった。
1996年に同社を設立されたお父さんの石原和昭さんには昨年2023年4月14日の京都生花での枝物サミットで 丸みをおびた新作木苺の「いろは」を展示された際にご挨拶している。その前の高知での日持ちセミナーの後の懇親会ではじめて名刺交換をした。
その年の秋、青山フラワーマーケットの国立店にも、草花アソート納品をし、挨拶に10月3日に店頭を訪問した。石原さんの娘さんが勤務されており(現在は他店へ)ご挨拶した。 →2023年10月3日、国立
「いろは」は、2023年12月の大田花きのフラワーオブザイヤーオオタで入賞する。
→ 大田花き FLOWER OF THE YEAR OTA2023 新商品奨励賞
2024年11月22日に、板橋フェアで来られている石原旭さんに、「いろは」販売の現況もうかがった。品種登録出願中(第36366号)をされている。
高松花市場、東日本板橋花き、大田花き、京都生花、姫路生花、福岡花市場、なにわ花市場、等8社に出荷されている。クレマチス切り花のほか、タラスピ(なずな)等が主力になっている。葉物グリーンに特化した多品目構成である。
・板橋仲卸フェアの出店社には宇都宮の百合栽培の平出さんもご夫婦、従業員さんで販売促進活動をされていた。先週、オランダに行ってこられた。アールスメール・マーケット(展示会)、IFTF展示会、百合根生産農家等をまわられたという。
・11月23日、明治神宮、同会館等で天皇杯授与式に参加される会津よつば農協かすみ草部会役員、組合長、全農福島、中央会等の皆さんと、首都圏取引先卸5社で懇談会が九段下のイタリアンレストランで夕方、開催された。
JA全農福島東京園芸事務所前田健吾所長、長津太一さん(宮崎県出身)にはさまれての着座で、いろいろとお話をうかがった。またJA会津よつばの原喜代志代表理事組合長(会津高田)とは、はじめてお会いして名刺交換をした。
卸では、オークネットAG営業部マネージャーの一楽直人さん(もとFAJ)、南関東花き園芸社長、FAJ切花本部商品部部長・販売部部長の宮本亮さん。宮本さんのお父さんの経営されていた京浜生花(卸)には私が花栽培開始当時の40年前に見学に行った。梅屋敷にあった生花店「夢や」で1週間、体験のためにいたことがある。同店は2年前に閉店・廃業されたと教えられた。日本ユネスコ協会連盟事務局におられ退職され生花店を開業され、会津ユネスコ協会の周東一也さんに依頼し同店での体験勤務を橋渡ししていただいた。
さて、東日本板橋花きからは鈴木部長が出席(樋口社長はシンガポール出張)されていて、閉会前にいろいろとお話をうかがった。
まず、当方から仲卸フェアでの出来事をお話し、その内容の登場人物を特定していただいた。それは高島平のリリアムフルーレさん(ぶんちゃん)ではないか?という。
・豊橋から来られた農業青年と、生花店主が次のような会話をされている場面に、私も立ち会って聞いていた。
「シャリンバイベリー、購入して使っているよ」
「ありがとうございます」
「北海道産の紅葉キイチゴ(ベビーハンズ)の赤に、このベリーの黒の実は似合い、ブーケを制作し店頭に置くと、人気で、すぐ売れていく。お稽古の花材としても提案している」
「ただ希望は、実の上付近の葉を少し残してほしい」
「わかりました」「勉強になりました」
私は、その方に
「花やさんは、どこで営業されているのですか?」と聞くと
「このイチバの近く。住宅街のなかに1軒ある花やだよ」という。
このことを夜の会合で、鈴木部長に話すと、それは
「高島平の リリアムフローレのブンちゃんだと思う」
「仲卸フェアに来てくれていたんだ」






