プロフィール

2020年5月26日朝、柳津町を歩く(只見川左岸)からむし生育の濃さ

■2020年5月26日(火)曇り

 田植え休み。
 朝から午前中、只見川左岸域を歩き撮影した(35mm1眼レフ、165枚)。
 4月には見えなかった植物が伸張し、村落の庭を飾る花も変化している。
 まずカラムシが集落まわりの土手に多く自生している。形態から3~5種類ほど(昭和村で言う本からむし、のがらむし、ナンバンカラムシ、ラミー)。
 特に小巻にはラミーの巨大葉が見られ、戦前に政府により配布された種子の残存種と思われた。

 藤集落は上質の本からむしが集落内に占有しており、過去の産地であろう。野老沢から中山に向かう野老沢水田南端には、大群落がある。藤・小椿・小巻・野老沢・中山・麻生をつなぐ道路沿いは、新しく造成した道路斜面やコンクリート上にも多量のからむしが見られ近年拡大した(種子散布)ものと思われ、これらはナンバンカラムシと推察した。

   → 2016年6月の昭和村のからむし(苧)

   →2016年6月12日西会津町のからむし(苧)

   → 2016年6月 山形県のからむし(苧)
   

--fuji  藤---


からむし

 葉裏の緑は、昭和村でいう

ほんからむし(本当のからむし)
種子での生育は難しく
株分け。



美しい緑色
緑色は古語だと、「あお」 

 これは昭和村大芦にも多い、中間種(栽培品種)
葉裏が少しだけ白い





----

 葉裏の葉脈がオレンジがかっている。
西会津から新潟県境で多く見られる。
形態からは
ナンバンカラムシ系と考えている。
葉脈・葉裏色を含め中間型(ナンバンカラムシ系) 









 ラミーと思われる個体 ↑↓






 ほうしょうがた六地蔵の裏にもカラムシ



-----

上野老沢



からむし



 ナンバンカラムシ系


上の土手と、道路脇は品種が異なる。
下のナンバンカラムシ系は種子がまだ付いている。
ウスバシロチョウが数頭、盛んにこの付近を飛翔していた。

からむしの種子
これが風で散布されていると思われた。





からむし 苧を
考えます

-----