プロフィール

1/26(土)熊本県天草のかすみ草・井上耕作さん

■2019年1月26日(土)

 熊本県に出張中の、樋口博紀さんから写真が届いた。
 上天草市大矢野町の愛花園の井上耕作さんのところの、緑色のかすみ草アマゾネスの2018年に続いて2019年の栽培の調査に行かれた。
 井上さんのお孫さんもトルコギキョウの栽培で就農されている、という。
 暖冬で、12月末からアマゾネスの出荷がはじまり、東日本板橋花き等に出荷している。

アマゾネス 樋口さん撮影インスタグラムより

高温障害(団子花)






井上耕作さん 試作かすみ草


アマゾネス(緑色のかすみ草)

■  → 緑色かすみ草、1月6日の熊本日日新聞に掲載されています。


愛らし緑のカスミソウ 持ちよく、寿命も長め
2019/1/6 10:03
©株式会社熊本日日新聞社

井上耕作さん(右)が栽培する緑色のカスミソウ=上天草市
愛らしい花を咲かせる緑色のカスミソウ
 熊本県上天草市大矢野町の農業井上耕作さん(70)方のハウスで、カスミソウが緑色の花を咲かせている。遠目には葉が茂っているだけに見えるが、近づくと直径1センチほどの愛らしい花が枝先でまとまって開いている。

 大阪の種苗会社とイスラエルの企業が共同開発した新品種。井上さんは依頼を受け、昨年から試験栽培している。市場に出回っているものの多くは色素を吸わせて着色しているが、新品種は改良で花の色を変えているため持ちがよく、花の寿命も長いという。

 「昨季は温度管理や水やりの加減をつかめずに枯らした株や色づきの悪い株もあった」と井上さん。良く育ったものを東京や福岡の市場に出荷したところ、珍しさから白色の倍以上の値が付いた。

 今季は9月に苗を植え、12月に開花。昨季の実績を踏まえて管理している。井上さんは「来季は赤いカスミソウを予定している。これまでに培ってきた技術で育ててみたい」と話す。(大倉尚隆)

(2019年1月6日付 熊本日日新聞朝刊掲載)