高田橋、生協に近い葬儀会場で行われたが、花職人Aizuの岩渕君・加藤君・大竹君・山内君に並んで着座した。田島の江美さんも来られた。告別式までは30分以上の時間があった。
隣合った山内君とは昨年のユーカリのこと、今年の花仕事の進め方などを聞いた。右隣の江美さんは近日台湾にリシアンサス(トルコギキョウ)の栽培の助言に行く。帰国したらまたあらためて話をしましょう、、、ということになった(ご主人の湯田浩仁さんと行かれる)。2018年11月には大坂君の葬儀でも湯田夫妻とは一緒になった。
葬儀会場外の駐車場には若松市内の鳥獣捕獲隊からの献花もあった。来賓はこの会長の方が弔辞を述べた。クマ、ニホンジカ、イノシシ、、、が農業地帯を襲撃していることがよく理解できた。農業者の故人は近日までその隊員として出役されていた、という。
会場内祭壇の左手には体長が大きな黒いツキノワグマの1頭の毛皮が掲げられていた。葬儀会場でこのようなしつらえは初めて出会った。
心のこもった葬儀式であった。孫で、先年に就農された亜久里君が故人(祖父)にお礼の言葉を述べた。もっと農業技術について教えてもらいたかったと、語りかけた。
焼香後、喪主の挨拶を進一さんが言葉を詰まらせながら述べた。
父の背を見て育ち、自分も狩猟免許を取り、山野を一緒に歩いた。いつか追い越そう、追い抜こうと30数年思ってきたが、父は亡くなり、遠い世界に行き、とわに追い越すことはできなくなった。
体調を崩して、11月15日の狩猟解禁日は山を歩けるような具合ではなかったが、家族で自動車で山に行った。山を自分で歩かずとも、じっと山を見ているだけで幸せだった、、、、
ご冥福を祈ります。
葬儀式は北会津真宮の曹洞宗の西光寺の僧侶らで行われた。西会津にも西光寺がある。「蒲生氏郷画像」(重要文化財・西光寺蔵)
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(2014.9.29) (レビュアー:松浦 達(まつうら さとる) → フォーオクロックス・朝の恋人