プロフィール

12/02(日)仙台市・オギュスタンベルクさんの風土学

■2018年12月2日(日)晴れ、仙台市。


 会津若松市から軽自動車でJR郡山駅まで。東北新幹線で仙台駅へ。

 駅ビル2階(東口側)に開店した生花店を視察する。

 その後、西口を出て講演会場の仙台国際ホテルへ。午後1時、受付を済ませ、空席を探して座る。200名満席でした。日本語による講演会でした。

 2時よりベルクさんの基調講演、その後、佐倉統さんの進行で赤坂憲雄さんが加わり対談が行われ、会場から4名ほどの質疑を受けました。

 赤坂さんは東日本大震災の2011年3月11日後の、東京電力の原子力発電所爆発事故後の浜通りに行き、海岸沿いの水田がすべて津波で流され泥の海となっていたこと、、、そこは、潟(かた、ラグーン、、、エコトーンの遷移域)であったこと、、、等から、今後の自然と人間の境界での開発のあり方に疑問を提示しました。

 ベルクさんは講演の冒頭で、このままいけば人類は滅びる、という前提で、新たな論理を風土学を軸として開発しなければならない、ということで、人間と自然の調和のあり方を自らの研究史をふり返りながら、次の展望を模索されていました。造語の通態(つうたい)・通態性という、時間をかけ変化していくものが鍵概念になっていました。
 
 佐倉さんの進行や会場の哲学専門家により論点整理で、近代化を巡る思想性・論理性の違い、、、、近代以前にその模範があるのか(赤坂さんの論点)、、、近代を越えた視点に新しい模範があるのか(ベルクさん)、、、
 あるいは近代は過渡期で完成されていないのか、、、


■終了後、主催者による登壇者との懇談会(閉鎖会)に招かれていたので出席した(40名ほど)。ここで、赤坂さん、地球研の阿部さん・嶋田さん、秋道智弥さん等と懇談した。阿部さんの紹介でベルクさん夫妻・畠山重篤さん等と名刺交換をした。

 ここで、東北大の山田仁史さんと再会した。台湾原住民の研究者で昭和村に来村されている(台湾を中心としたオーストロネシア研究)。

 赤坂さんは会場で最後に質問された文化財修復を学んでいる学生の質問、時間内に回答できなかったが、、、アーカイブ(映像記録等の保存)について、そうした取組は有効である、と話されていた。

 地球研の阿部さん・嶋田さんと3日の日程を打合せ、閉会を待ち、会場を出た。帰宅は21時。


■12月3日は昭和村。
 4日は、私は栃木県小山市での花の日持ちセミナーの講師で訪問する。6日(木)夜は中国語会話教室に出席する予定。


 → 立川幸一さんのブログ等を見ると、博士峠(国道401号)は圧雪道路のため通行は難しいため、西山温泉経由の県道か、会津川口からの国道400号により昭和村に通行されるのがよい。



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会場は正面2、なかほどに2、計4面の映像が出された。




↑↓は解説者によるもの



受付脇で佐倉統さんが販売していた本を購入1200円



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仙台駅ビル




ユーカリ




折原園芸のグリーンミスト


紅葉ヒペリカム




愛知県産リシアンサス
グラナスライラック