12月8日から降った雪は9日までで、10日は晴れて後に曇りへ。私は午前中、軽自動車で会津若松市内の病院。昼に大岐に戻り、喰丸峠を越えてからむし会館(中向)へ。
会津盆地の雪は溶け、昭和村は10~20cm。
西山の日陰、境ノ沢と大岐の間の坂の上の坂は圧雪で凍結して滑る状態であったが、ほとんどは道路の雪は消えている。ただ博士峠・新鳥井峠の国道401号線は冬の通行止めになっている。舟鼻峠(国道400)は通行可能。
農協主催のかすみ草種苗勉強会は1~4時20分まで開催された。金山普及所の小林祐一さんによる気象経過と品質・特にかすみ草のブラスチング(ブラインド)について、等。
販売情勢について11月までの結果が全農福島の武田茂樹さんから報告があった。その後、当地の販売担当の本名寛之さんからの実績解説、部会役員による市場調査報告等が行われた。
参集者は生産者約60名、関係機関等で10名。
かすみ草の説明については、フクカエン種苗の松永亮さん、セレクタ・ジャパンの小縣信也さん。
カネコ種苗の土屋大地さん(24歳、2年目)。
スミカの柿沼洋一さんは映像を投影して、今年の7月上旬の青山フラワーマーケットのかすみ草フェアを首都圏各店の店頭の様子を解説した。
ミヨシは稲垣誠さんと、6月からかすみ草育種担当になった田中敦(研究開発センター 八ヶ岳育種農場)さん。
今回はじめて、かすみ草説明が終わっていったん会を閉じた後に、希望者で草花の勉強会が開催された。
立川幸一部会長をはじめ20名ほどが参加された。
講師はフクカエン種苗の松永亮さん。30分ほど映像を使用して話され、質疑を受けた。午後5時に解散。
■全農福島の武田さんが配布した資料で、会津よつば農協の4~11月の品種別販売実績がわかった。
内容を見てみると、旧農協単位での品種で、2018年になり販売が無くなった草花類が多いことに気付く。直売所等への納品で小量品目は出荷されなくなったこともあるのかもしれないが、せっかく栽培が行われ、栽培技法が蓄積されたものが無くなってしまうのは残念である。
こうした品目を活かすためには、各地で栽培をしている人のところを訪問して(視察交流)、たとえばリレーフレッシュネスに加盟できるように品質管理を見直し、エルフバケットで低温輸送・出荷すれば評価されることなどで対応が可能なことがある。
草花栽培研究会を各所持ち回りで、小品に光を当てる、生産者通しの主体的な交流を促すことが必要になっているように思えた。
部会を構成するに至らない草花類、少額しか販売となっていなくとも、それが季節感を醸成しているたいせつな花になっている可能性があるためだ。
資料から見てみる。販売が無くなった草花類。
あいづ管内(会津盆地)
クジャクソウ、トウガラシ
いいで管内(耶麻郡)
スターチス(1年生、宿根とも)
コギク
みどり管内(坂下・美里等)
デルフィニウム
ヒマワリ
紅花
リンドウ
ブプレウルム
ユーカリ
みどり(昭和)
アザミ
コスモス
スターチス(1年生)
スプレーギク
トルコギキョウ
ホオズキ
みなみ管内(南会津)
アガパンサス
ナデシコ
ブプレウルム
アスター
オオデマリ
カンパニュラ
シンテッポウユリ
ソリダゴ
テッポウユリ
ヒメユリ
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草花栽培(終了後開催)
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昨日届いた本。
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■アフリカ ナイジェリアの薪炭木としてのユーカリ Eucalyptus camaldulensis, the river red gum→ ユーカリ カマルドレンシス(リバーレッドガム)