グラミネ(イネ科等植物)について、フクカエン種苗の松永亮氏が、オランダの報告のなかで紹介した。再録。
周年出荷化には疑問(菅家博昭)
あるべき姿かどうか?を考える。
季節感と統一された規格が、
実需者のものと乖離。
つまり「高度(拝金)化」が
生活実態と乖離している。
グラミネとは、その土地に共通した季節感を表現するもので、
収穫の6月(麦作地帯、麦秋)。
収穫の9~10月(1季の稲作地帯、亜熱帯では年に3回あるので季節感は異なる)
そうした、季節感を枝モノで表現しにくい地域では、
グラミネが使用される
販売価格の高い切り花は、
その生産性向上のため周年出荷する。
それは冬の衣料を夏にも売るようなもの。
そのことが切り花の低迷につながっている。
季節感を示すモノは、樹木(枝モノ)と、
イネ科等の植物しかなくなっている。
イネ科等の植物は価格が安いので、
誰も周年出荷しようとはしない。
そのため、唯一、その地域での季節感を示す。