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01/26日、ライデンの花屋 最新オランダ事情

 ■2025年1月26日(日)

・会津若松 DCM(旧ケイヨーD2)等へ。

・27日は新潟県内での ZIN(自家本)講座に。


    1月26日 日経 → 今こそ紙、文学フリマ燃ゆ 出版不況なのに8都市4万人


・28日は、会津田島で切り花の勉強会、20名参加に増加した。

・29日は福島市、県庁。風力中止の団体に随行。

・30日は眼科通院日。

・2月7日から北陸移動、8日は京都府京丹波町塩谷西ノ木(関さん宅)での民族文化映像研究所の記録映画上映3本に同席(9日が公開日)。「コガヤとともに(飛騨高山)」「奥会津の木地師(会津田島)」「からむしとアサ(奥会津昭和村)」。

 10年ほど前、東京都内で民映研主催のアチックフォーラム 『奥会津の木地師」上映会で会場でお会いした方(関さん)が主催する。2024年11月25日からインスタグラムのDMに連絡が来ている。






■2025年1月15日号の『花卉園芸新聞』(名古屋市)の1面記事は、最新オランダ事情。よい記事であった。大陸間を移動する花の時代は変化している。


 「フランクス ブルーメンショップ、住民に愛される花店」11段抜きカラー記事。ラッピングには紙を使う。「切り花の移動販売もする卸業者 トラックで花店を巡回」では、ライデンに週3回来る。オランダ国内にはトラックに400箱の花を積み1日に15~20軒の花屋をまわる仲卸がいることを詳述している。日本のスイートピーやグロリオサもこの巡回トラックが販売している。記事に署名は無い。

 2000年代、山形県酒田市と鶴岡市の間の三川町近郊では、巡回するワゴン車の仲卸業者がいた。

 2面では、社説が日本の空き家率が18.3%になり900万戸。2月期の市況予測について4市場が書いているが、どの品目でも産地では相当な作付け減少になっていることを書いている。生産者が減っていることをまず認識する時代になり、時代は縮小がトレンドになっている。

 先日、北会津での当地農協花卉部会の協議会(会津に農協は1つしなかい)でも、昨年秋からのストックの高値を話題にしていた。1本170円で数年前の倍値である。1昨年に続いて冬作の切り花は高い。西南暖地は定植した苗が高温で枯れている。定植時期をずらすことでしか対応ができないため、これまでになく端境期が長期化している。つまり基幹品目が卸に入荷しなくなり、それの代品需要が草花類の高値の時代になっているという卸担当者の説明であった。不足品目そのものを作れる生産地は無いため、当地でできるものであればなんでも良い、品目を希望する時代ではないと言っていた。仕入れが少量で、週に1回程度しか仕入れない生花店が多く、週3回出荷されても困るという。逆に卸は洋花専門市場であったが、他市場で菊類の仕入れができないため(入荷減)、バラよりも、菊の要望が多くなって、菊が注文要望の第一位になっている。その菊はディスパッドマムである。

 何を作れば良いのだろうか?ではなく、エルフバケットで品質管理した切り花であれば、ユーカリを除き高値が続いている。米所の北会津、コメも倍値で、かつてない売り上げ増加で、今年の税務申告は苦慮するだろうと会議が伝えていた。燃油高騰、冬作の切り花出荷よりも、コメの作付け拡大するという生産者が多かった。会津盆地の生産者はコメを10ヘクタール以上、いちご作、プラス切り花のため、家族労働の配分の関係から、花の生産意欲は無くなっている。先日の夜の会合では、若手生産者ほど、コメ増産という切り花農家が多かった。1000万円以上の投資で、コメ作の機械・装置を買い換えた生産者ほどコメ作にシフトする。新米が出回っても高値が続くコメ、1月24日になり政府は備蓄コメを放出するという、新たな時代になっている。切り花の生産から基幹作物のコメに回帰している。

 昨年、2024年1月26日に、同じ切り花栽培の協議会があり夜の会合にも参加したが、昨年に増してコメ作主体の時代になったことを確認した。そのため、夜の会合の参加者は半減した。生産者は、何をやればよいか明確になっているため、悩んでいる時代が終わった。



 新規就農者も米作(コメ)が増えている。これまでの米作の新規者は、有機農業か自然農法によることが多かった(たとえば会津高田の「無の会」)。しかし慣行栽培の米作が高値になっているので、風向きが大きく変化した。

 日本国は、都市であっても、人口減少時代、工業が支えた時代が終わった。それを認めていかなければならない。経験の無い、異なる時代に入った。



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■フローラルデイリー 1月20日 → エクアドルの花はバレンタインデーのラッシュを逃すかもしれない

2025 年のバレンタインデーの花市場は不透明になりつつあり、エクアドルはいくつかの課題に直面している。「エクアドルの花卉栽培者がさまざまな害虫や気候の問題でつまずいた後、生産は不規則になり、遅れると予想されます。これにより、特にこの重要なバレンタインデー期間中に、他の世界の花卉生産者が参入して市場シェアを獲得できるようになります」と、ブローカー会社 SoBella Flowers の Boris Mantilla 氏は説明する。同社は、エクアドルの 150 の農場 (一部はコロンビア) から、着色、保存、ペイントされた花を含む 40 種類以上の花を販売し、世界中に発送している。

エクアドルの苦戦と市場の変化

エクアドルでは今年、生産量が大幅に減少した。「通常バレンタインデーに合わせて行われる生産のピークは、現在遅れている。実際、エクアドルの花の生産の大半は、伝統的により利益率の高いバレンタインデー市場ではなく、3月初めのロシアの女性デーのお祝いに向けられる可能性が高い。」

生産の優先順位が変わったということは、バレンタインデーに入手できるエクアドル産のバラの数が減ることを意味します。しかし、コロンビアなど他の花卉生産国がその不足分を補うチャンスが生まれるかもしれません。これらの国が輸出を増やすにつれ、価格が上昇することが予想されます。この価格上昇と供給量の減少が相まって、世界中の花卉購入者にとって複雑で困難な状況を生み出しています。


顧客にとって厳しい状況

今のところ、バレンタインデー用の花の需要は慎重なようだ。「多くの顧客が事前購入の機会を逃しており、休日が近づくにつれて花が不足したり価格が上昇したりする可能性がある。花の購入者は今後数週間、限られた在庫と価格上昇が主な懸念事項となり、厳しい市場に直面する可能性が高い。」


米国市場

米国は SoBella にとって最大の市場であり、同社の売上の 50% を占めています。歴史的に、米国はバレンタインデー用の花の最大の需要源でした。しかし、エクアドルでの生産の遅れと国際市場の熾烈な競争により、米国市場は今年、さらなる圧力に直面しています。


「米国は引き続き当社の主要市場であり、バレンタインデーの最も競争の激しい市場の一つです」とマンティラ氏は言う。「当社は、事前購入オプションでお客様をサポ​​ートし、最良の価格を確保し、供給の混乱を回避できるよう全力を尽くしています。」


輸送と市場の動向

季節が進むにつれ、海上輸送用の花の収集はすでに始まっています。しかし、最も輸送が集中する時期は 2 月の第 1 週、具体的には 2 月 3 日から 7 日の間になると予想されています。「今週は、サプライヤーがバレンタインデーの需要に応えようと躍起になるため、花の大部分が輸出されると思われます。」


しかし、市場は依然として予測不能だ。一部の生産者は予測に慎重だが、供給減少が価格上昇につながる可能性もあることから、状況から利益を得ることを期待している生産者もいる。


■フローラルデイリー 1月2日 → 2024年に最も読まれた記事




■ウェブ版のフローラル・デイリーは、温室が花から野菜栽培に転換する事例が増えていることを伝えている。燃費高で暖房を利用できない。1月24日

 → NL: 「今年のこの時期、温室にはユリは咲いていないが、ジャガイモは咲いている」

今週はブルーマンデーだったかもしれないが、オランダではここ1か月近く、何日も霧が続くため、灰色の1月となっている。マースダイクのマーティン・プリンスのような冷温室を持つ栽培者にとっては、楽しいことをするのに理想的な時期だ。彼は毎年、観賞用の作物の隣の一角にジャガイモを植える。こうした行動で、彼は「Kwekerij Altijd Blij」(英語で「いつも元気な苗床」)で春を迎える。

今週初めにジャガイモが植えられた。「100日後、5月の第1週ごろから収穫を始めることができます。」彼は地元の消費者に新鮮なジャガイモを喜んで提供している。

一方で、彼はセロリと白いカラーリリーの列も植えている。現在は観賞用の作物を栽培しておらず、オークションで売っている。「無理だ。温室は摂氏 3 度だから、何も育たない」。もうガソリンは使っていない。「天候に応じて栽培している」。そして、それを楽しんでいる。「春になると、ジャガイモは水滴をつけてとても美しく育つ」。


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■ 動画 茨城県我孫子市の生産者 → 自然農の畝立て⑫「中央の畝」作り〜新しい畑の「土質」〜畝幅と畝の「高さ」〜

 → インスタグラム    → ふるとねのほとり自然農 こるり



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■ → 京都府 美山ビレッジ


 動画 → 【たっつーの日常】畑の冬支度|雪がたくさん降る田舎ならではの準備をやっていく!

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■1月23日震度5弱、檜枝岐村 → 動画 【専門家解説】震度5弱のあとも福島県会津で地震頻発