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01/21,火 野外調査⑨   / 星大吉「檜枝岐の釣と干岩魚に就いて」

 ■2025年1月21日(火)小雨、曇り

・福島県会津若松市~郡山市湖南町 野外調査⑨

 宇都宮車番の調査者1台。1名。原地区。

・1月29日午前10時、福島県庁訪問確定。背炙山風力発電建設計画中止を求める会の佐藤氏より電話と、申し入れ書案文がファクスにて1枚届く。今後、記者会見の設定について明日に。


・下中津川上平の菅家和孝氏より、資料届いたとの電話がある。


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・夜の県内テレビで、福島市の風力発電所計画の環境影響評価書縦覧が1月24日から開始されるが、福島市長は、国有林隣接自治体長として同意しないことを記者会見した。賢明である。

 国有林野内に建設する場合、周辺自治体の長の同意が必要となる。つまり自治体は許認可権限を有しているにもかかわらず、権限が無いから開発にはノーコメントとしているところが多い。実際は自治体には大きな権限がある。





■日経 → 福島市、風力発電所設置同意せず 環境影響を懸念 福島 2025年1月21日 17:50


記者会見する木幡浩福島市長(21日、同市)

福島市の木幡浩市長は21日の記者会見で、再生可能エネルギー事業者のHSE(茨城県日立市)が福島市などに計画している風力発電所について「設置に同意しない」と明らかにした。自然災害の発生や景観が悪化する恐れがあるため。同社に設置の中止などを求める。


同市によると、風力発電所は同市と同県桑折町にまたがる約354ヘクタールに11基の風力を設置する。発電出力は4万6200キロワットになる。設置する風力発電所は国有林にある。国有林を管理する法律では、風力発電所などを設置する場合には市町村長の同意が必要になる。


木幡市長は「森林伐採による災害発生のリスクや景観の破壊などが起きる懸念が市民から寄せられている」と述べ、設置に同意しないとする意見を同社や林野庁に伝えたとしている。桑折町も設置に同意しない方針を決めている。  


■→ 福島市 風力発電事業の国有林貸付に同意せず(福島) 1/21(火) 19:02配信 KFB福島放送


福島市の木幡市長は、風力発電の設置が計画されている国有林の貸付けに同意しない意向を示しました。

福島市茂庭地区と桑折町にまたがる、約350haの国有林では、11基の風力発電機の設置が計画されています。

国有林を発電事業者に貸し付ける場合は、法律で市長の同意が必要だと決められています。

しかし21日に会見した福島市の木幡市長は、開発による災害リスクや景観の破壊などを考慮したほか、事前に地元の関係者らに十分な説明や協議をして、住民の不安解消に務めるよう求めたものの、対応が不十分などとして、同意しないことを発表しました。

木幡市長は「このような、リスクを開披する事業者の計画が十分に出来ていないと認識しております。」と述べました。

市長の同意が得られないことで、風力発電の設置は事実上ストップすることに。

また、木幡市長は「森林伐採を伴う、メガソーラーや風力発電施設の設置に伴う市民の感情は、著しく拒否的な方向に強まっている。」とも述べました。

事業を計画している茨城県の事業者は、福島放送の取材に対し「地元住民の理解を得られるように、説明を続けていきたい」とコメントしています。








■ → FTV 福島市長「同意しない」 福島市茂庭の国有林に風力発電所の設置計画 土砂災害の懸念や野生動物へ影響考慮

風力発電所の建設に福島市長が「同意しない」と発言した。


福島県福島市・茂庭地区の国有林では、現在10基の風力発電所を設置する計画が進められている。これについて、1月21日福島市の木幡市長は、土砂災害の発生を懸念する市民の意見や野生生物への影響を踏まえ、国有林の貸付に「同意しない」と発言した。


事業者が策定した現段階での環境に対する評価書は、1月24日から市役所などで見ることができる。





TUF 福島市長「同意しない」茂庭地区に計画の風力発電所 災害リスクや景観悪化懸念 福島

福島市に計画されていた風力発電所について、地域住民の理解が十分に図られていないなどとして、福島市の木幡浩市長が計画に「同意しない」ことを明らかにしました。


福島市飯坂町茂庭では、2020年から風力発電所を建設する計画が進められています。しかし、開発予定地は国有林で、事業を進めるためには、国と事業者の間で手続きが必要で、その中で「市町村長の同意を得ること」が法律で定められています。


福島市の木幡市長は21日、災害発生のリスクが高まっていることに加え、開発に伴う景観の悪化や、地域住民の理解が十分に図られていないなどとして、風力発電所の設置に「同意しない」ことを明らかにしました。


市の意向は21日、事業者側にも伝えられたということです。

風力発電所事業を計画しているHSE社の担当者は「市の意向を直接聞いていないのでコメントは差し控える」「地元の方々をはじめ理解を得るために、しっかりと説明していきたい」としています。

またHSE社によりますと、自社の風力発電事業で自治体から同意を得られなかったのは初めてではないかということです。





NHK 福島市北部などの風力発電事業 福島市長が反対を表明

福島市の木幡浩市長は、市北部などの国有林で計画されている風力発電事業について、住民の理解が図られていないとして反対を表明しました。

福島市は、地元住民の反対をきっかけに、大規模太陽光発電施設=メガソーラーを規制する条例の制定も目指していて、エネルギー開発をめぐる市の動きが続いています。


福島市北部の茂庭地区から桑折町西部にまたがるおよそ354ヘクタールの国有林では、茨城県の事業者が11基の風力発電施設を設置する事業を計画していて、周辺環境に与える影響をまとめた「評価書」が今月8日に確定しました。


この「評価書」を閲覧できる「縦覧」が今月24日から始まるのを前に、福島市の木幡市長は21日、開かれた定例会見で、住民の理解が図られておらず、同意しないとしてこの風力発電事業への反対を表明しました。


理由について、▽建設予定地の周辺住民に聞き取りを行ったところ、反対意見が多く理解が図られていないと判断したほか、▽建設によって土砂災害などのリスクが高まること、それに▽景観が損なわれることなどを挙げています。


林野庁は、事業者に国有林を貸す際の手続きで、地元の市町村長が同意していると判断できる書類の提出を求めていて、同意がない場合は、用地を使用できない可能性があるということです。


福島市北部などで計画されている風力発電事業の評価書の縦覧は今月24日から来月25日まで、福島市の本庁舎や飯坂支所などで行われます。

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風力開発業者






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■ → 日経1月21日

  → 米大統領就任式、寄付で運営 巨大ITトップら出席

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・郡山市中央図書館で、文献調査。閉架資料。西会津町の塩喰岩陰遺跡2分冊。

 川崎隆章編『尾瀬と檜枝岐<復刻版>』(木耳社、1978年)。昭和18年(1943)那珂書店から刊行された。

 星大吉(71歳)「明治20年頃の尾瀬の状況」「檜枝岐の釣と干岩魚(ほしいわな)に就いて」。この資料は、昭和村大芦の須田雅子さんから存在を教示され、複写したページのPDFを受領した。今回、復刻版を郡山中央図書館で閲覧・許可を得て複写した。

 塩川町の芳賀英一さんから教示された、明治期の檜枝岐村の干岩魚(干岩那)が、連という単位で統計資料に記載されていたが、この「連」という意味が、書かれていた。


 イワナを火であぶり乾燥させ、乾燥したものはシナ皮(樹皮)にて編む。目算で大抵生魚の時、200匁目(750g)位を一連とする。干魚は時々乾燥すれば来年の夏までも保存される。昨年は漁獲高の減少と需要の増加のために、値段が高騰して1連が村では80銭、尾瀬では1円で取引された。しからば1日の漁獲高はどれくらいかといふに、荒川(その年はじめて入漁する川)では大津岐の甥は1日30連捕った日があったといっている。日帰りではせいぜい10連くらいである。7月末になれば河水の温度上昇と、捕獲するため捕獲高が非常に減じ、8月になればなお減少する。


明治期の統計資料 檜枝岐村
明治7年実績、8年報告

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