7/12(金)安値対策。7月出荷は生産面積に上限、出荷量は制限が必要

■2019年7月12日(金)小雨

 今朝、出荷作業(草花類)、染めの梱包等。
 午前5~7時、最後の2棟に植物保護剤散布。それ以外はアマゾネス等のGA処理試験(100ppm)。


5/13苗仮植6/11植え
アマゾネスと 晩生種ミヨシのT2

約1ヶ月経過


5/13苗仮植・6/11定植と
5/19苗仮植・6/11定植
アマゾネス(晩生種・緑色の花)

GA処理試験中


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 通常7月25日ころ季咲きの晩晩生種カスミソウのホワイトビクトリアがつぼみが白くふくらんできた。一方、フォレストは通常通り、晩生種として7月22日頃からの開花となるのだろう。

 これは越冬株のホワイトビクトリアの場合、低日照低温でも間延びすることなく、逆に前進開花(サイズは目の高さの草丈でジャストサイズ)していることとなる。
 また新植カスミソウでいちばんの低日照の影響がでているのがスターマインで、抽台できないものがとても多い、1本のみ立つことができればよいが、そうなっていないもの(ロゼット)が多い。これについてはスターマイン1棟に、GA処理を行った(今朝)。数回試験して低日照時の対応処方となるか見て行く。

■今朝書いた2枚のカスミソウニュースをファクスで配信した。内容は「カスミソウ安値時の対策請負人」である。2016年9月に農協に提案したことです。

 1984年に設立した昭和花き研究会は2014年に解散し農協部会に入会したが、とにかく安値が長く、多く、その対策には自信がある。どのような対応策も可能、、、実際に30名程度の生産者全員で試行し実行しているので、昭和花き研究会のもと会員であれば、指示があれば誰でも、対応できる。

 安値の時にとる対応のこつは、平常時に安値になった場合の対応を決めておく、、、、ということだ。そのため一人1箱、染めを毎回やる、、、、ということにつきる。
 その効果が、価格変動時に、ファクスの指示ひとつで皆生産者は内容を理解して、産地の維持のために行動をとることができた。
 安値が常態のなかで、来年やカスミソウ生産への希望を持つことは「打つ手は多様に存在し、それを実行するのは一人1人の生産者である」ということを自覚することで、まとまった産地と意識が形成される。
 
 ぜひ、ファクスを熟読してください。

 安値のときほど、生産者を鍛え、まとまりを作ることができます。それは、1人1人が主役であることを自覚することで、対策を生きたものにします。

 一方、出口戦略を持たないまま、生産者を増加させすぎた行政責任は大きく、カスミソウは少ない出荷がメリットで産地に幸福をもたらしてきたことを、1本単価×出荷本数で産地規模を試算したことが誤りだったことが7月暴落は証明しています。つまり、1本単価の維持のためには生産者数を増やしても、出荷本数は横ばいにしていくことが成熟社会(市場規模は縮小している)での対応で、そのかわり枝物・草花類の経営の柱となるべき品目数を増やしていくことが必要でした。
 これは水稲栽培を拡大する方針と同じようにカスミソウの拡大をしたため起きたことです。
  中山間地の維持には生産者数を増やすこと、しかし単品単作にしないことが重要です。カスミソウは栽培規模に上限を設け(法人でも同じ)、不足分は生産者数を増やし、個人の規模拡大を制限することが小規模家族経営で残る産地の最低の条件です(たとえば常陸農協の常陸大宮の枝物部会)。




 こうした1本単価×出荷本数で計算が可能な誤った計画を進める原発復興産地(助成事業)も、カスミソウを10万株も作付けしていくことが、工業製品ではない嗜好品の花、、、、生産量が2割増えれば単価は半額となる市場ルールを知らない、机上プランに助成金を出す誤りです。昭和かすみ草は30万株作付で暴落している。

 同じ福島県内に同規模の夏秋カスミソウ産地を形成させることが行政(私たちの税金)により行われることは、既存産地を行政が破壊していること、、、それが現在の政策です。

 安値に慣れた30年来の生産者が活躍する時期が来た、、、とはいえ、安値は産地をよくします。明るい将来は安値への対応から生まれ、とてもよいことです。

 そのためには1983年からカスミソウの産地育成をしてきた歴史に学べば、大規模個人生産は抑制し、小規模家族生産の家族数を増やすことに行政目的をおく必要があります。カスミソウはこの30年で育成してきたもので、一瞬で価値を無くすことができます。個人の出荷量(つまり栽培面積)に上限を設けることがとても重要です。

 協同運動です。生産者の暮らしを守るために、栽培上限は生産部会が決めれば良いことで簡単です。

 暖地カスミソウ産地も生産者を増やして生産量を減らすことを推進することになります。減らした面積で作る草花はたくさんあります。しかし、えだもの、草花は共計しないこと。コセンで行くこと。二つの制度を併存することが社会変化対応を容易にします。売れる花はたくさんあります。求めに生産者は応じないだけです。


■午前中はカスミソウ採花、全量染めます。



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スカビオサ(スミカ・ダンジガー育成)





なお、スミカ・ダンジガー育成では、
2019年 定植で
ベロニカ Veronica SKYLER 新シリーズの3品種
スカイラーブルー
スカイラーホワイト
スカイラーピンク
も試作中。

ベロニカはトラノオの仲間、、、
Vetto-nica(ベットニカ)であったものが変じてVeronica


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