3/20(火)歴史生態学Hisorical Ecology: Neves氏 森は図書館、アマゾニア

■2018年3月20日(火)雨、寒い日(大阪滞在2日目)

 みんぱく「歴史生態学Hisorical Ecology から見た人と生き物の関係」の2日目の午前9時30分、最初の報告はブラジルのサンパウロ大学 考古民族学博物館のエドアルド・G・ネベスNeves氏。「出現しなかった新石器時代 古代アマゾンの栽培と農業を隔てる微妙な関係」

 課題設定、手法、議論とも、示唆に富む内容であった。
 オリザ(イネ)を新大陸ではじめて遺跡より析出している。TREE CROPS。ブラジルナッツ。


 報告後、2人目の質問者は10名の聴講者の一人、日本人のアンデス考古学を専攻されている男性で、ゴードン・チャイルドの新石器時代の農耕、国家、神殿等といったパラダイムがアンデスでは成立しない、ネベス氏のアマゾニアでの報告も同様の内容であって、報告内容は肯定できる。新石器時代というタームを見直すべきではないか?

 ネベス氏は、南北アメリカ全体にとって、新石器時代のコンセプト、フォーマッティングはあまり良くないと語り、新しいコンセプトが必要とした。ゴードン・チャイルドは尊敬しているが、しかしニューワールド(新大陸、南北アメリカ)では通用しない。違った歴史がある。
 現在までの新石器時代コンセプトが、実際のことを見えにくくしている。ドメスティケーション(栽培化)、アグリカルチャー(農耕)。

 3つめの質問者は、コンプレックス・ソサエティ(複雑な社会)、コンテンポラリー・ソサエティについて、信仰・エコロジー・視点については、彼らの世界観からみて比較すべきであろう。コンセプト、チェンジ(変化)を考察。オントロジーの定義はすばらしい。

 主催者のみんぱくのイケヤ先生は、アジアの里山sato-yamaについてアマゾンの先史的なアグロフォレストリーは里山と言えるのか?あるいはその使い方は同じだろうか?と質問した。
 ネベス氏は、ふたつのプロセスが大事であるとして、(1)木の扱い方。人々がどのように長期的・短期的に木を利用してきたか?オープンエリアと森林内ではアクセスも利用も違う。長期的な自然のあり方を見る。
(2)アマゾニアのガーデン(畑)は四角である。日本の畑はシェイプ(定型)、時間軸も異なる。サバンナ(草原)も違う。オープンエリアだが、違う。日本と比べるとアマゾニアは違った植生、しかしもっと比較し、どんなことになるかを考えている。昨日の里山の報告を聞いて、いいアイディアを得た。
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ウェブにて調べてみると以下。プロジェクト、論文。→ Eduardo G.NEVES



  → Eduardo Neves to present "Was There Ever a Neolithic in the Neotropics?: A Discussion from the Amazon"



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■ネベス氏のコンセプトを聴いていると、高木のブラジルナッツ、、、、などは、奥会津のトチノミ(栃の木 Aesculus turbinata)の利用を想起した。植えているわけではないが、長期間利用し続ける関係性。
 栽培はしていないが、石器時代から利用を継続しているもの。



■3月21日は午後に大阪から名古屋に移動する。夕方(夜?)着。カインズホームの新しい業態店を視察する予定。 → カインズの都市型新店舗が「テラッセ納屋橋」内に  「Style Factoryテラッセ納屋橋店」2017年9月29日(金)オープン 

 
■3月22日は朝、名古屋からJR豊橋駅に移動し、レンタカーにて渥美半島へ。午後1時集合、視察へ。