6/11 低迷するかすみ草市況を救う、1枚の葉書(62円に値上げ)。

■2017年6月11日(日)晴れ

 会津美里・新鶴地区のかすみ草出荷に続いて、会津田島、北会津・会津美里(本郷)等の圃場からかすみ草の出荷が9日(金)よりはじまり、ようやく会津産かすみ草の出荷の時期になっています。初出荷は3箱、ご祝儀相場で1本300円でした。今後、数量は増え、出荷先の卸市場も増えていきます(夜が寒いので天候次第)。会津盆地産が主力で6月を終え、昭和村産のかすみ草は6月末~7月頃になって出荷がはじまる予測です。 

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 一般的な9日の金曜日の市況は低迷しています(以下は大田市場花き部F社)。農業新聞の花き市況でも全国の動向がわかりますが、かすみ草はずっと80cm2Lが1本50~70円の低迷市況が続いています。80cm規格で70円程度は、暖地産の標準単価。

 2016年の昭和村産かすみ草のフォーマル(標準規格)は80cmから65cm枝まで入れて @98円(3,622,004本)。平均単価が20円低下し78円とすると年間で7200万円の販売減少となります。どのようは対策で平均価格が低下しないようにしていくのかは、生産技法の見直し・規格見直し・販売見直しを同時に進めてようやく可能になるのでしょう。暖地産かすみ草は2015年11月から2016年を経て、現在まで、その処方箋は出ていません。1990年代後半のBF、雪ん子の低迷期と同じ様相になっていて、2000年代になり暖地ではかすみ草サミットを開催して、、、新品種のアルタイルに品種を集約して、、、、という流れになってきました。その際、取り組んだのが品質改善(前処理)、多様な色による染色技法の開発です。
 価格低迷は産地を鍛えますので、悪いことではなく、小売り現場の社会変化と産地の意思不在、その乖離が原因ですので、社会変化に、すりよせることは容易です。それは品種や規格の見直し以上に、かすみ草を作る1人1人の草花や、社会との関係性(哲学性)が鍵になることがわかっています。

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   関係性というのは、具体的には、商行為以外の「誠意(まごころ)」のことです。
 10年ほど前、九州のある県庁に依頼され、冬に花の講演をしたことがあります。その時、大きな花市場の役員の方が講演した内容は、「生産部会の皆さんは、前回、私の提言を実行して下さいましたか?ぜんぜん、何もやっていないじゃないですか?そうした皆さんがいくら花を売ろうとしてもダメです。まず、顧客である卸・仲卸・予対を組んでくれている量販店や小売店、皆さんが市場訪問して名刺交換をした人すべてに、今年の出荷が終わったときに、葉書に御礼を書いて送る、、、、それがまず営業の基本なのです。それを全くやっていない、、、、仕事というものは人と人との永続的なつながりで、それを産地の1人1人が維持する心がなければ、誰も振り向いてくれません。今年は出荷がはじまる前に是非、生産者1人1人が出荷をはじめるという葉書を取引先の全員、名刺の宛名に書いて下さい」

 6月1日から葉書は52円から62円に値上げになった。

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2017年6月9日(金)かすみ草市況

アルタイル 平均単価@53円、高値300円・中値70円・安値15円(6980本)

スターマイン @77円、180-  -20円(3370本)

染めカスミ @100円、150-100-60円(1400本)

ベールスター @50円、180-165-20円(3020本)

ミラベラ(輸入)@60円、60円(1200本)

マリーベール @61円、170-120-35円(1060本)

一年草かすみ草(くさかすみ)@220円(15本)
 
昨年のいまごろ。
2016年6月10日は大芦で降霜。
からむしが凍害を受ける。黒くなった部分。



6/9(金)かすみ草 @79円 -5円。